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SERID研究会会員専用システム*

地震時強度低下を考慮した変形解析システム

購入に関する注意事項
本システム購入には、SERID研究会への
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Version 4
   

 

地震時強度低下を考慮した変形解析システム「 SERID 」は、SERID(セリッド)研究会が開発した、非排水条件下の不規則荷重によって生じる累積損傷による進行的強度低下を考慮した ニューマークD法 を用いた ため池等土構造物の耐震性評価 を容易に行えるように設計されたシステムです。

 
 
 ニューマークD法
 
膨大な数のため池堤体の安全性を診断する方法には、ため池1ヶ所当たりの診断にかかる時間とコストを縮減し、短期間で数多くのため池の安全性診断が可能な手法を開発する必要があります。
そのために、特にため池等土構造物の耐震性能評価法として開発されたのが ニューマークD法 です。
 
 
ニューマークD法による変形量の算定
 
繰返し載荷により発生する非排水せん断強度の低下を考慮した降伏震度 Khy 以上の地震波が作用した場合に、地震エネルギーを変形量に換算します。
地震が終わるまで変形量を累積していき【累積すべり変形量】を求めます。
 

 
詳細ニューマークD法とSIPニューマークD法
 
ニューマークD法には、詳細ニューマークD法とSIPニューマークD法があります。
 
詳細ニューマークD法 非排水繰返し三軸試験結果から強度低下パラメータを推定し、
動的応答解析よる地震動を用いた手法
  土地改良事業設計指針「ため池整備」(平成27年5月)対応
     
SIPニューマークD法 提体土の細粒分含有率Fcなどの情報からSIP強度低下モデルを用いて
強度低下パラメータを推定し、応答倍率モデルによる地震動を用いた手法
 
SERIDは、詳細ニューマークD法に対応しています。
SIPニューマークD法については、弊社製品SIP強度低下モデルを用いた土構造物の地震時塑性すべり解析プログラム SIP-NewD 」をご利用ください。
 
 
詳細ニューマークD法およびSIPニューマークD法の適用上の一例


 
 
 ニューマーク法(基本)
 
ニューマークD法の基となった解析手法です。
ニューマーク法(基本)は、排水条件(排水強度)での斜面の地震時残留すべり変位を求める解析手法です。
円弧すべり計算により、変位の基準となる降伏震度(降伏加速度)を設定します。
その後、地震応答解析により得られた加速度波形を基にして降伏震度を超える加速度に対して数値積分を行っていくことにより、すべり土塊の残留回転角からすべり変位を算出します。
 
 
 ニューマークS法
 
ニューマーク基本法から発展した解析手法です。すべり変位に伴うひずみ軟化による排水強度の低下を考慮した計算を行います。
 
 
 SERIDの概要
 
SERID」は、各ニューマーク法に必要なモデル作成・材料定数・限界すべり円弧・累積すべり変位の算出を
行うことができるシステムです。
 




 
安定計算式  修正Fellenius
すべり面指定方法  繰り返し円弧すべり( 中心と半径 / 深度 / 不通過線の指定 )、指定円弧すべり
物性値設定  実験結果のフィッティングツールを搭載
耐震検討  ニューマーク法(基本法・S法・D法)を用いた累積すべり変位計算
出力  変形モデル図、累積損傷、累積ひずみ、摩擦角、抵抗せん断強度の時刻歴グラフやAVI出力
 
 わかりやすいインターフェイス
 
データ入力には、直感的にわかりやすい表現でまとめたインターフェイスになっています。
また、フローチャートで作業の流れがひと目でわかるように表現してますので、誰でも簡単に解析結果を得ることができます。
 
 
 近似曲線の決定(フィッティングツール)
 
ニューマークD法の計算には、両振幅ひずみ-見掛けの摩擦力、SR-N関係とひずみ逆算定数が必要となります。
フィッティングツールとは、実験データを入力することで上記の値を求めることができる機能です。
制約条件付きLevenberg-Marquardt法を用いた最適化手法を搭載しております。
 


 
 応答波形
 
2次元地震応答解析結果の取り込み
 
2次元地震応答解析の結果を取り込んで、平均応答加速度を簡易に求めることができます。
「SERID」には、2次元地震応答解析の機能はついていませんので、別途ソフトが必要となります。
弊社製品「 FEM地震応答解析システム SRA-X 」には、「 SERID 」連携のための動的応答解析データ出力機能(地形断面も含む)がありますので非常に便利です。
 




FEM地震応答解析システム SRA-X」→ SERID連携

 
FEM動解データフォルダの場所を任意で設定することができます。
 
 
 
 様々な可視化
 
計算結果の可視化機能も充実しており、コンター図(4種)、変形図を表示できます。

【損傷度コンター図   ひずみ両振幅コンター

 
     
【見掛け摩擦角コンター図】   【抵抗せん断強度コンター図】


     
【変形図】    
   
 
 多彩なグラフ表現
 
解析で得た時刻暦データは、グラフとして表現することができます。
グラフの種類も充実しており、解析結果の把握に役立ちます。
 
【平均応答加速度】 【累積損傷・摩擦角】

【累積すべり変位
 
 
 動画出力
 
解析結果は動画として出力が可能です。
描画領域は、1断面または4分割表示の切り替えができます。4分割表示の場合は、それぞれに可視化断面、グラフを自由に選択することができます。
4分割表示例① (平均応答加速度、すべり変位、変位図、損傷度コンター図)

 
 
 
4分割表示例① (平均応答加速度、すべり変位、変位図、損傷度コンター図)
 
 
 
 
動画avi出力(再生には、別途動画再生ソフトが必要です)

 
 印刷
 
SERIDでは入力条件と解析結果をまとめた報告書を印刷することができます。
また、Word出力機能でdocx形式の保存が出来ます。(表示・編集にはWord2019~2021が必要です)
 
 
 
 排水・複合状態計算
 
この機能により、排水状態設定を以下の中から選択できるようになります。
 
非排水状態の臨界円弧
 全スライスに対して非排水状態の計算式を用います。

●排水状態の臨界円弧
 全スライスに対して排水状態の計算式を用います。

●排水/非排水複合円弧
 指定した地層を通過するスライスに対して排水状態の
 計算式を用います。

 
 
 
 
 Version 4 新機能
 
補強材配置機能
 

ジオテキスタイル等の補強材を配置する機能を追加しました。

 




 
詳細Newmark法(基本) 、詳細Newmark-S法を追加
 
・詳細Newmark法(基本): 降伏震度(降伏加速度)一定でのニューマーク法を追加しました

・詳細Newmark-S 法 : すべり変位に伴うひずみ軟化を考慮したニューマーク法を追加しました
 
 
 
FEM動解データフォルダの任意設定機能
 

FEM動解データの参照先を任意に設定する機能を追加しました。

 

 
 
「損傷依存軟化」の最適化機能の改良(フィッティングツール)
 

強度低下において、外挿点を考慮する機能を追加しました。
   
損傷定義ひずみ逆算定数において、外挿点を使用して最適化した値がデフォルトで設定されるように変更しました
 

 
 過去のバージョンアップ
 
バージョン 主な機能
Version1  詳細ニューマークD法
 排水・複合状態計算オプション
Version2  簡易ニューマークD法
 1次元等価線形化解析オプション
Version3  簡易ニューマークD法を削除 
 
 動作環境
 
パソコン  Windows 10 / 11 が動作する機種
基本ソフトウェア  Windows 10 / 11
 ※64ビット版Windowsでは、32ビット互換モード(WOW64)で動作
ディスプレイ
ビデオカード
 1024×768ピクセル以上の画面の領域(解像度)
 TrueColorが表示可能であること
CPU  Intel Core i7(推奨)
メモリ  8GB以上(推奨)
ハードディスク  SERIDインストール容量 約5GB
 解析1断面あたりの目安 1GB以上のデータ量
 ※モデル/解析条件でデータ量は変化します
出力装置  基本ソフトウェアに対応したプリンタ
ドライブ  CD-ROMドライブ(アプリケーションのセットアップに必要)
その他  ホイールマウス必須
 PDF閲覧ソフト(ヘルプの表示に必要)
プロテクタ  USBスタンドアロンタイプのみ
Windows 10 / 11 は、米国Microsoft Corporationの登録商標です。
その他、記載されている会社名、製品は、各社の商標または登録商標です。
この内容は、2025年4月現在のものです。
製品の内容および価格については予告なく変更する場合があります。
お問い合わせ
 
  開発 】
株式会社複合技術研究所

【 販売 】
五大開発株式会社
TEL:076-240-9587 FAX:076-240-9585 MAIL:pp-sales@godai.co.jp
 

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