[20001201] |
グラウンドアンカー設計・施工基準(地盤工学会)2000年3月版において、抑止杭の設計計算で注意する箇所はありますか? |
永久アンカー(地震時)のテンドン極限引張り力(Tus)に対する低減率が変更になっています。
テンドンの許容引張り力(同書110ページ)
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テンドン極限引張り力
(Tus)に対して
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テンドン降伏引張り力
(Tys)に対して
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仮設アンカー
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0.65
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0.80
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永久アンカー
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(常時)
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0.60
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0.75
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(地震時)
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0.80
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0.90
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「プレストレストコンクリート設計施工指針 土木学会 昭和36年」を参考
抑止杭 for Windows(Version 1.09以前)の出荷時設定は次のとおりです。
解析の種別[くさび杭]アンカー併用 − アンカー[許容引張力]参照ボタン
永久アンカー(地震時)のテンドン極限引張り力(Tus)に対する低減率が変更になっていますので、新基準(2000/03/30)を参考に設定してください。設定例を以下に記します。
新基準: 引張荷重 Tus × 0.80 永久アンカー(地震時)の場合
↑
旧基準: 引張荷重 Tus × 0.75 永久アンカー(地震時)の場合