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高強度なネットで斜面をキャッチ!

クモの巣ネット工法                                        

 

NETIS登録番号:KT-020056-V(設計比較対象技術)

 

 

クモの巣ネット工法は、防食加工した高強度なネットとクモ用プレート及び補強材等の組み合わせで比較的小荷重のすべり力を抑止する脱コンクリート法面保護工法です。

 

      工法概要

 

   

概要


クモの巣ネット工法は、

@ 防食性に優れた高強度ネット
A 補強材
B クモ用プレート
C 裏込工(ざぶとん裏込工)

等の部材により構成されており、主に、斜面の表層崩壊や中抜けの防止工法として適しています。
また、吹付枠工等に見られるようなモルタル・コンクリート梁を一切築造しない、脱コンクリートののり面保護工法です。

 

 

 

   

特長


  • 簡単な構造

    全体を高強度ネットで覆い、異形棒鋼等の補強材で固定する構造です。

  • 多方面への応用

    斜面表層の安定化以外に、不安定な転石・浮石の落石防止、老朽化した既設モルタル・コンクリート吹付面や擁壁の補修・補強対策工としても有効です。

  • CO2排出量等の大幅な削減

    従来のコンクリート構造物工と比べ、CO2排出量が材料だけでも約1/6〜1/9(吹付枠200と300との比較)と大幅に低減され、また施工機械も削孔機や吊上げ機程度に限られることから、使用する油脂類は極端に減少します。

  • 環境との調和

    高強度ネットを緑化基礎工として、各種の植生工の適用および全面緑化が可能であり、周辺環境との調和を早期に図ることができます。

  • トータルコストの低減

    工期が短縮され、周辺住民への騒音や交通量・規制の軽減、道路等では早期の供用開始など、トータルコストの面からも有利と考えられます。


   

適用条件


本工法の主な用途としては、以下の通りです。

@ 比較的、すべり層の浅い表層崩壊防止工
A 老朽化した既設モルタル・コンクリート吹付面や擁壁等の補修・補強工
B 植生工法の緑化基礎工
C 落石予防工(全面ネット張りに付随する効果)
D その他
 

 

 

      製品情報

 

    クモの巣ネット工法規格

 

 

      施工情報

 

   

施工フロー


施工フローを以下に示します。

  

標準施工フロー図 (ざぶとん材使用の場合)

 

 

   

施工手順


補強材頭部付近の標準施工手順を以下に示します。
 
@ 補強材打設工

 

A ざぶとん材の設置・高強度ネット張工

ざぶとん材を所定の位置にセットしその上に高強度ネットを張ります。

 

B クモ用プレ−トの取付け工

 

C ざぶとん注入工

ざぶとん材内へセメントミルクを注入します

 

D 頭部処理工(締付)

 

     
   

施工実績


施工実績

 

 

      技術資料

 

    パンフレット

設計・施工マニュアル

標準積算資料

CAD図面

 

 

      ノウハウ

 

      

Q&A


 

Q.本工法で、一番アピールしたいのは何ですか?

A.高強度ネットと補強材との組合せにより、吹付枠等のようなコンクリート構造物を築造しないで、斜面の表層崩壊を防止できることです。

 


 

Q.補強材間の中抜けが、なぜ防止できるのですか?

A.補強材間において中抜けしようとする荷重が作用しても、その滑動力をのり全面に張った高強度ネット(1,770N/o2の引張強度を有する素線を使用)の引張力により抵抗するため、中抜けを防止することが可能となます。

 


Q.どのような箇所に適用できますか?

A.適用可能な範囲

@安定勾配が確保できない切土のり面(補強土工と高強度ネットにて表層の安定化を図ることができるため)

A安定勾配が確保できるが、小落石、表土崩壊の恐れがあるのり面(のり全面に張った高強度ネットにより捕捉することができるため)

B浸食を受けやすいのり面(高強度ネット上に植生工が施せるため)

Cコンクリートの寒冷・高温養生が要求されるのり面(コンクリートを使用せずに工場2次製品を設置するため)

D老朽化した既設吹付面や擁壁(風化進行等により脆弱化した地山表層部の補強および劣化したコンクリートやブロック等の剥落防止ができるため)

 


Q.適用できない範囲はどうですか?

A.適用できない範囲

・ 想定される崩壊深度が深い斜面。

・ 補強材設置対象地盤において、補強材の極限周面摩擦抵抗値τ が著しく小さい軟弱な地盤。

・ また、その他の適用できない範囲として、対象斜面において樹木が密集していて、どうしても多くの樹木を残す必要がある箇所。

 


Q.積雪寒冷地で活用する際、雪崩が発生しやすくなるという懸念はありませんか?

A.クモ用プレート部分の高さが5p程度のため雪崩に対する抑止効果は期待できません。また、高強度ネット上は滑りやすく雪崩が発生し易くなる可能性があります。したがって、雪崩防止対策等を施すことの検討が必要と思われます。

 


 

Q.ざぶとん材を必要としない場合がありますか?

A.ざぶとん材が不要な場合は、クモ用プレートの背面が平滑に整形できる場合を指します。

 


Q.耐久年数についてはどうですか?

A高強度ネットは、硬鋼線に一般の溶融亜鉛めっきではなく防食性の高い亜鉛アルミ合金めっき、さらに飽和ポリエステル被膜がなされた二重防食構造であり、相当年数の耐久性を有しています。

 

 

      お問い合わせ

 

     エコ ・パワーネット工法会

 

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    TEL : 03-5366-9838

  FAX : 03-3355-1532

 

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