手順(1): |
腐食環境や地質条件によって、新素材系(連続繊維補強材)のアンカーとPC鋼材系の適否を検討する。 |
手順(2): |
維持管理段階で再緊張による維持管理を必要とする場合は、再緊張が容易な定着方式の工法を検討する。 |
手順(3): |
すべり面位置や定着地盤に変更が生じる可能性がある場合は、工場加工製品より、現場加工が可能な製品を選定する。 |
手順(4): |
過大なせん断力の作用が懸念される場合(地すべり方向とアンカー軸が多少一致しない場合や地すべり移動方向が変化する恐れのある場合)は、テンドン材料について検討する。 |
手順(5): |
各工法の経済性を比較検討する。 |
手順(6): |
以上の手順(1)〜(5)の結果や現地での施工条件等を総合的に判断して選定する。 |
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(出典:「グラウンドアンカー工 設計・施工に関する技術資料」平成11年4月 日本道路公団試験研究所
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