アンカー工設計計算システム ANCHOR技術情報

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グラウンドアンカー工法の特徴と選択ポイント 〔参考資料〕

(1) 対象とする設置地盤から見た場合

記号の区分

◎ 使用・採用されることが多い

○ 通常使用・採用される

△ 使用・採用されることが少ない

× 使用・採用されることがほとんどない

項目

 
条件








アンカー体の形状

地盤への伝達方式

グラ
ウト
※-@
削孔方式 備考



|













+










|
A
























軟弱土砂 × ×〜△ ※-B
△〜○
×〜△ × △〜○ ×

定着具は、
適用地盤に
関連せずに
選択される。

テンドンは
腐食環境を
考慮して選
定する。

土砂 △〜○ △〜○ △〜○ △〜○ ×
礫・玉石 △〜○ ×〜△ ×〜△ △〜○
破砕帯 ×〜△ ×〜△
軟岩
(含土丹)
×〜○
中・硬岩 △〜× △〜○

※-@ 合成樹脂系グラウトは検討後採用

※-A 施工作業スペースが狭い場合に作業性が優位となる。

※-B オールパッカー方式の場合

 

表の使い方

 @ 条件欄から検討して各項目欄の適用性を評価し、選択の目安とする。

 A グラウンドアンカー用途相互の比較であり、他工法との比較表示ではない。

 

 

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(2) 用途から見た場合

記号の区分

◎ 使用・採用されることが多い

○ 通常使用・採用される

△ 使用・採用されることが少ない

× 使用・採用されることがほとんどない

項目

 
条件
アンカー体の形状

地盤への伝達方式
※-@

グラ
ウト
※-B
対象地盤(設置地盤) 備考



|





+





















用途 仮設 ○〜◎

テンドンはアンカー力〜削孔径の
関連で選択される。

永久 × △〜○ △〜○

※-@ 摩擦+支圧は建築以外では実績少なく検討後採用

※-A 部分拡孔型は実績少なく検討後採用

※-B 合成樹脂系グラウトは検討

 

表の使い方

 @ 条件欄から検討して各項目欄の適用性を評価し、選択の目安とする。

 A グラウンドアンカー用途相互の比較であり、他工法との比較表示ではない。

 

 

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(3) 許容アンカー力から見た場合

記号の区分

◎ 使用・採用されることが多い

○ 通常使用・採用される

△ 使用・採用されることが少ない

× 使用・採用されることがほとんどない

項目

 
条件








アンカー体形状

地盤への伝達方式

グラ
ウト
※-B
定着具 引張り材料の種類



|










※-A




+


※-@














P
C

P
C





P
C



P
C














(1000kN/本以上)
○〜◎ ○〜◎ △〜○ ○〜◎
※-C
× ×

(300〜1000kN/本)
○〜◎
※-D
○〜◎

(300kN/本以下)
○〜◎ ○〜◎

※-@ 複合型の実績少なく検討後採用

※-A 部分拡孔型は実績少なく検討後採用

※-B 合成樹脂系グラウトは検討後採用

※-C 鋼棒の場合×

※-D 鋼棒の場合△

 

表の使い方

 @ 条件欄から検討して各項目欄の適用性を評価し、選択の目安とする。

 A グラウンドアンカー用途相互の比較であり、他工法との比較表示ではない。

 

 

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(4) アンカー長から見た場合

記号の区分

◎ 使用・採用されることが多い

○ 通常使用・採用される

△ 使用・採用されることが少ない

× 使用・採用されることがほとんどない

項目

 
条件
アンカー体形状 グラ
ウト
※-@
定着具 テンドンの種類 削孔方式



|























P
C

P
C





P
C



P
C





































長い
(40m以上)
△〜○ △〜○
中位
(20〜40m)
○〜◎ △〜○
短い
(20m以下)
○〜◎

※-@ 合成樹脂系グラウトは検討後採用


表の使い方

 @ 条件欄から検討して各項目欄の適用性を評価し、選択の目安とする。

 A グラウンドアンカー用途相互の比較であり、他工法との比較表示ではない。

 

(出典:「グラウンドアンカー施工のための手引書」平成15年5月 (社)日本アンカー協会)

 

 

 

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