グラウンドアンカー工はその性質上、リフトオフ試験や再緊張といった維持管理が必要な場合があります。その際は『グラウンドアンカー積算資料(維持管理編) (社)日本アンカー協会』を参考に別途計上することをお勧めします。
ANCHOR
Ver12からは維持管理コストも考慮できるようになりました。
(社)日本アンカー協会の歩掛を参考に「リフトオフ試験工」および「再緊張定着工」の工事費を算出します。
参考までに、リフトオフ試験工、再緊張定着工の歩掛を以下に転記します。
3-2 リフトオフ試験工
リフトオフ試験は、残存引張り力を確認するための試験である。
3-2-1 編成人員
リフトオフ試験工に対する編成人員は、表3-5を標準とする。
表3-5 リフトオフ試験工編成人員
職種 |
数量 |
世話役 |
1人 |
特殊作業員 |
1人 |
普通作業員 |
1人 |
技師B |
1人 |
技術員 |
1人 |
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3-2-2 歩掛(施工日数)
リフトオフ試験1本の能率は、表3-6を標準とする。
表3-6 リフトオフ試験工能率
(日/本)
定着方式 |
許容引張り力 Tas (kN) |
Tas<400 |
400≦Tas<1,300 |
1,300≦Tas<2,000 |
クサビ方式 |
1.0 |
1.2 |
1.4 |
ナット方式 |
0.8 |
1.0 |
1.2 |
クサビ・ナット
併用方式 |
ナットのかかりしろが少なくクサビを使用する場合は、クサビ方式の数値を採用
ナットを使用する場合は、ナット方式の数値を採用 |
[注]再緊張に対応していないアンカーは、実状に合わせて費用を別途計上する。 |
3-2-3 諸雑費
諸雑費は、緊張ジャッキ、油圧ポンプ損料、計測器及び電力に関する経費等の費用であり、労務費の合計額に表3-7に示す。
表3-7 諸雑費率
リフトオフ試験本数 N (本) |
N<10本 |
10本≦N<30本 |
30本≦N |
50% |
40% |
30% |
[注]上記諸雑費には、足場、防護養生等の労務費、仮設材、クレーン賃料は含まない。 |
ANCHORではN<10本(50%)を 初期登録しております。 |
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3-2-4 データ整理
データ整理にかかる能率は、表3-8に示す。
3-8 再緊張定着工
アンカーの再緊張定着は、所定の緊張力をかけ、くさびまたはナットなどで定着を行う作業である。
3-8-1 編成人員
再緊張定着工に対する編成人員は、表3-32を標準とする。
表3-32 再緊張定着工編成人員
職種 |
数量 |
世話役 |
1人 |
特殊作業員 |
1人 |
普通作業員 |
2人 |
技師B |
1人 |
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3-8-2 歩掛(施工日数)
再緊張定着工1本の能率は、表3-33を標準とする。
表3-33 再緊張定着工能率
(日/本)
定着方式 |
許容引張り力 Tas (kN) |
Tas<400 |
400≦Tas<1,300 |
1,300≦Tas<2,000 |
クサビ |
0.7 |
0.9 |
1.1 |
ナット |
0.3 |
0.5 |
0.7 |
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3-8-3 諸雑費
諸雑費は、緊張ジャッキ、油圧ポンプ損料、計測器及び電力に関する経費等の費用であり、労務費の合計額に表3-34に示す。
表3-34 諸雑費率
再緊張定着本数 N (本) |
N<10本 |
10本≦N<30本 |
30本≦N |
50% |
40% |
30% |
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ANCHORではN<10本(50%)を 初期登録しております。 |
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