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自然との調和、環境に配慮した「全面緑化」のり枠工

GTフレーム工法

 

建設技術審査証明

(財)土木研究センター 建技審証 第0902号
NETIS登録 CB-070019-V
(平成27年度 準推奨技術)

 

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 一般に補強盛土工法などで用いられるジオシンセティックス(ジオグリッド、短繊維)を法枠材に用いた新しい吹付のり枠工法。

 連続するジオグリッド『GTフォーム』を半円弧状に加工してのり面・斜面上に設置し、その交点などにL型アンカー『GTアンカー』を打設した後、吹付作業により短繊維『GTファイバー』を混合した改良土(短繊維混合補強砂)を充填し、全面に緑化工を施すことで、ねばり強く、枠自体にも植物の生育が可能なのり枠構造(補強土植生のり枠)を造成する。

 ねばり強くのり面・斜面を守るとともに、全面緑化による景観性向上やCO2および廃棄物発生量の大幅削減など、さまざまな面から環境負荷の低減に貢献する。さらに、施工が容易で、工期が大幅に短縮でき、かつ経済性に優れた効果を発揮する。

 

  • のり枠面を含む全面的な緑化対策が可能であるため、自然と調和した緑豊かなのり面・斜面が造成でき、美観・景観性が向上する。

  • 枠内緑化のためのリバウンド処理が不要なので廃棄物の削減が可能、温室効果ガス(CO2)排出量の大幅削減など、さまざまな面から環境負荷の低減に貢献する。

  • すべての材料が軽量でコンパクト。狭所での運搬や急傾斜地での作業が容易で、施工性・作業安全性が向上するとともに、大幅な工期短縮が可能。

  • 圧送性や吐出性が良好な改良土を使用するため、高所・長距離でも吹付施工が可能。

  • 軽量でシンプルなのり枠構成は、施工能率を格段にアップするとともに、廃棄物処理に必要な作業や処理費が省略でき、施工コストが削減できる。

  • 使用する材料は、耐侯性・耐薬品性などの耐久性に優れるものであり、一般的な使用環境下では長期にわたって耐久性に優れた工法として期待できる。

 

◆ 適用範囲 ◆

  • のり面・斜面における表層部の侵食防止。

  • 生育基盤の安定および生育環境の整備。

  • のり面・斜面における小規模な表層すべりの抑制。

(すべり深さ0.5〜1.5m程度、すべり長さ4.0m程度まで)

 

◆ のり面勾配 ◆

  • 1:0.5〜1:2.0程度。(安定したのり面勾配とする)

 

◆ 対象土質 ◆

  • 砂質土、粘性土、礫混じり土、軟岩。

 

◆ 特に効果の高い適用範囲 ◆

  • 全面緑化による景観保全を重視する現場。

  • 急傾斜地等の狭所で、材料の運搬や作業が制限され、軽量性、コンパクト性が要求される現場。

  • 早急なのり面・斜面対策が必要とされ、工期短縮が要求される現場。

  • 生育基盤が乏しく、平面的な緑化工のみでは植物の永続性が問題視される現場。

  • 建設コストの低減が要求される現場。

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GTフレーム
 

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施工方法

施工写真 / 施工事例

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カタログ/技術資料/CAD図

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本工法の設計は、「GTフレーム工法設計・施工マニュアル」にまとめられています。
設計に関するお問い合わせは、補強土植生のり枠工協会までご連絡下さい。

 

 

Q1.

モルタルを使用したのり枠工との使い分けは?

A1.

  本工法は、緑化工との併用を前提としているため、植物が生育できない現場条件(勾配1:0.5程度より急勾配など)では適用が困難となります。また、本工法が対象とする小規模な表層すべり以上の対策やグラウンドアンカー工等の受圧板として用いる場合には、適用できませんので、モルタルのり枠工の対応により使い分けることができます。

 

Q2.

盛土のり面にも適用できますか?

A2.

  盛土のり面の現場でも採用されています。表層部の侵食や小規模な表層すべりが懸念される盛土のり面において、施工実績があります。

 

 

Q3.

補強鉄筋工(ロックボルト工)を施工することができますか?

A3.

  本工法は、補強鉄筋工の受圧板として直接用いることは出来ませんが、のり枠間内に独立受圧板を使用することで、補強鉄筋工と併用することが可能です。その場合、緑化対応型の受圧板を使用して対応しています。また、GTフレーム専用の「GTF受圧板」をのり枠交点部に使用して対応する方法もあります。

 

 

 

(施工時)    (施工後)
     

(施工時)    (施工後)

 

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補強土植生のり枠工協会

  

  住所 :  〒503-0021

        岐阜県大垣市河間町3-55

    TEL/FAX : 0584-81-6838

    ホームページ : http://www.gt-frame.com/

  お問い合わせ等については、 support@gt-frame.com までご連絡下さい。

  

 

イビデングリーンテック株式会社 技術開発部

  

  TEL : 0584-81-6114

  ホームページ : http://www.ibiden-greentec.co.jp/

〒921-8051 石川県金沢市黒田1丁目35番地

TEL 050-3385-3063 / FAX 076-240-9585