工種

工法

 

 

 

吹付枠工

 

ソイルクリート工法

  (財)土木研究センター
  建技審証 第0312号
  NETIS登録 CB-980023-V
  (設計比較対象技術)

 

イージーシェルフ工法

 

 NETIS登録 KK-160021-A

 

RTフレーム工法


 
NETIS登録 CG-100009-A
  兵庫県登録 100020

 

GTフレーム工法   

  (財)土木研究センター
  建技審証 第0902号
  NETIS登録 CB-070019-V
  (平成27年度 準推奨技術)

概要

 のり面に型枠を設置しモルタル吹付する工法で、高所や凹凸面のあるのり面に対しての施工が可能。

 吹付モルタルによるのり枠工と枠内植生基材吹付工との併用工法。
 複雑な型枠に代えて簡易な組立枠(ガッテンダー・ダイザー)を設置した後、配筋し、地山にモルタル(NAF-6モルタル)を直接吹付けてのり枠を形成。その後、枠内に植生基材を併用した緑化工法。
 

 緑の斜面の創作と防災を目的とする、簡易吹付法枠工。
 枠は自在性と施工性に富んでいるので、緑の空間を残したり復元が可能。

 簡易な枠部材RTフレームによって鉄筋を組み立て、RTフレームに沿ってモルタルを吹き付け、のり枠を形成する。
 RTフレームが所定の断面構造を保持する。
 枠部材が異なる以外は従来の吹付枠工と同じ工法。

 補強盛土工法などで用いられるジオシンセティックス(ジオグリッド、短繊維)の特性を利用した、モルタルや鉄筋を使用しない新しい吹付のり枠工法。

標準

形状

枠断面 (矩形)
 幅150〜600mm
 高150〜600mm
 
枠間隔
 横1150〜3000mm
 縦1150〜3000mm

枠断面 (半円弧状)
 幅350×高150mm
 幅350×高200mm

枠間隔
 横1300×縦1300mm
 横1500×縦1500mm

枠断面 (半円弧状)
 幅300×高100mm
 幅350×高150mm
 幅350×高200mm
   
枠間隔
 横1300×縦1300mm
 横1500×縦1500mm
 横2000×縦2000mm

枠断面 (台形湾曲状)
  T型 幅330-130×高100mm
  U型 幅400-130×高150mm
  V型 幅450-150×高170mm
  W型 幅500-200×高250mm

枠間隔
  横1000〜2000mm
  縦1000〜2000mm

枠断面 (半円弧状)
 幅500×高150mm
   
枠間隔
 横2000×縦2000mm
 (横1500×縦1500mm)

主な

使用材料

・金網型枠
・鉄筋
・モルタル

・組立枠
・鉄筋
・モルタル

・組立材
・鉄筋
・モルタル

・組立枠
・鉄筋
・モルタル

・ジオグリッド
・短繊維混合補強砂

緑化

 矩形断面ののり枠であり、枠内植生が成長すれば枠を含めた全面緑化が可能。

 丸みを帯びたのり枠形状なので、矩形のり枠よりも軽微な成長で全面緑化が可能。

 丸みを帯びたのり枠形状なので、矩形のり枠よりも軽微な成長で全面緑化が可能。

 植物の生育を妨げない断面形状であり、緑化に有利。

 のり枠表面にも植生を施せるので、施工後の初期から全面緑化が可能。

強度

および

受圧板

としての

機能

 枠断面が600mmまでとれ、大きな抑止力を得られるので、補強鉄筋工およびグラウンドアンカー工の受圧板として用いる事も可能。

 ある程度の抑止力が得られ、最近では補強鉄筋工の受圧板に対応した規格も開発されている。

 ある程度の抑止力が得られ、最近では補強鉄筋工の受圧板に対応した規格も開発されている。

 抑制工としての最大性能は吹付枠工300と同程度まで。
 受圧板としては補強鉄筋の引張り荷重「100kN/本」程度までに使用可能。

 ある程度の抑止力が得られる。補強鉄筋工の受圧板として直接用いる事は出来ないが、専用の「GTF受圧板」やのり枠間内に独立受圧板を使用することで対応が可能。

施工性

 型枠を使用するので、ほぼ均一の規格値を確保できる。
 凹凸の大きい斜面では、型枠や鉄筋の曲げ作業が必要。

 複雑な型枠を使用せず、簡易的な組立枠を使用するので作業が容易。
 凹凸の大きい斜面では、鉄筋の曲げ作業が必要。

 複雑な型枠を使用せず、簡易的な組立材を使用するので作業が容易。
 凹凸の大きい斜面では、鉄筋の曲げ作業が必要。

 複雑な型枠を使用せず、簡易的な組立枠を使用するので作業が容易。
 凸凹の大きい斜面では、鉄筋の曲げ作業が必要。
 断面基準寸法が枠材寸法そのものであり、吹付中の出来形確認が容易。

 型枠配置や配筋がなく、軽量でフレキシブルなジオグリッドを使用するので施工性がよく、凹凸の大きい斜面でも作業が容易。

歴史・実績

 約30年前に開発された工法。当初は緑化基礎工として採用されていたが、工法が普及するにしたがい、崩壊抑制工さらには補強鉄筋やグラウンドアンカーの受圧板工としても用いられている。
 これまでに多くの実績がある。

 吹付枠より数年後に開発され工法。枠と植生基材が一体となり生育基盤の安定を主な目的としているが、吹付枠と同様の崩壊抑制機能を持っており、表層すべりの抑止にも用いられている。
 これまでに多くの実績があり、最近では補強鉄筋工の受圧板に対応した規格も開発されている。

 枠と植生基材が一体となり生育基盤の安定を主な目的としているが、吹付枠と同様の崩壊抑制機能を持っており、表層すべりの抑止にも用いられている。
 これまでに500件以上の実績(2017年1月時点)があり、最近では補強鉄筋工の受圧板に対応した規格も開発されている。

 本工法自体の歴史は浅いが(2010年2月に成立)特殊工法ではなく、主構造、主材料、施工方法は従来の吹付枠工法と同じ工法である。

 近年開発された新技術。2009年にのり枠工法として(財)土木研究センターで建設技術審査証明を取得。全面緑化による自然との調和やCO2排出量の削減など、環境に配慮した特長がある。
 のり面の侵食防止、小規模な表層すべりの抑制として用いられている。
 2015年3月時点で800件以上の実績がある。

※ 掲載している内容は、各協会・メーカーからの情報を基に作成しています。

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